エネルギーフローデータベース
千代田ユーテックは現在に至るまでエネルギーやハイドロカーボン分野を中心としてさまざまコンサルティング業務を遂行してきました。その結果、エネルギーやハイドロカーボンの資源地と消費地を結ぶ多種多様なサプライチェーンに関して多くの調査検討経験と、幅広いデータを蓄積してきました。
これらの経験とデータを整理統合して、将来のエネルギーサプライチェーンを分析・検討するためのデータベースとして、エネルギーフローデータベース(Energy Flow Database)を作成し、「エネルギーサプライチェーン経済性評価データベース」として実業務に適用しています。
解析手順は大略下記のようになります。
(1) Databaseから対象となるプロセスを選定し、Reference plantとしてのCAPEXおよび原燃料原単位とユーティリティ消費量を経済性評価Spreadsheetへ移し替えることがスタートになります。
(2) 生産地での原料・燃料価格、インフラ・ユーティリティ条件、陸上・海上輸送コスト、さらに消費地での製品価格などをPreconditionsシートにまとめます。このとき複数のパラメータ設定を行うことで、ケーススタディが容易に行えるようになります。
(3) これらのデータとリンクした経済性評価Spreadsheet上で製品価格の算出とパラメータスタディを行い、もう一つのSpreadsheetであるCash flow/IRR解析シートで得られるNPVやIRRの評価結果にもとづき、必要に応じて繰り返し計算を実施します。
コンサルティング業務に適用するEnergy Flow Databaseと解析フロー
(1)Site conditions
Start

- 生産地の確認
- 原料の量と品質
- 製品の種類と量
- インフラの条件
- 適用法規・税金

(2)Process
conditions
Process選定
原料・燃料価格
Utilities 条件
Infrastructures

(3)Process
analysis
- 物質・Energy収支
- 原燃料量算出
- Utility必要量算出

Energy flow database
- 天然ガス原料
- メタノール合成
- DME合成
- GTL合成
- アンモニア/尿素製造
- 水素製造
- 石炭原料
- メタノール合成
- DME合成
- FT合成油製造
- SNG合成
- 水素製造
- IGCC
- 液化水素製造
- アンモニア製造
- バイオマス原料
- SNG合成
- BDF製造
- エタノール製造
- ナフサ原料
- 水素製造
- エチレン製造
- 水素サプライチェーン
- 太陽熱放発電
- 石炭・バイオマス・
ペトコーク・VRのガス化


- プラント条件
- プラント性能
- プラント建設費
- 処理量
- 全設備費
ISBL & OSBL - 変動費
- Plant gate cost

- NPV:正味現在価値
- IRR:内部収益率

エネルギー・資源・環境分野におけるユーテックのコンサルティングマップ
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